父の命日のお花


 

・・・命日の花・・・

先日、父が亡くなって、丸4年になりました。
月日がたつのは、本当に早くて、もう4年になるんだぁ。という感じ。
命を奪った病気。「癌」
4年前の9月22日。病院から家族が呼ばれ
突然の【がん告知】
 転移がひどく、手術も出来ない状態だった。
元気な父がここにいるのに・・・そばで笑って私の仕事の事を
うるさく口だしているのに・・・。
本当に信じられなかった。
頭が真っ白になる。って
こういう時なんだっ。
自分の家族がまさか・・・癌になるなんて。
でも、現実だった。
先生からは、余命3カ月。との宣告。
「先生、父は、年を越せますか??」 
気が動転し、大泣きしながら、先生に聞いたのを
今でも鮮明に覚えていて、あの病院の部屋が目に浮かぶ。
「年は、越せても、おそらく桜は、見れないでしょう。
今は元気ですが、抗がん剤を始めると、日に日に体力がおとろえ
歩けなくなります。痛みが全身をおそうようになります。」
そう、はっきり言われた。
告知された時は、本当に普段と変わらず、いつものお父さん。
違うのは、ただ、病院にいるだけ。
あの時の情景は、今でも思い出すと
涙が出てくるときがある。
 
10代後半から、20代前半は、うるさいことばかり言うお父さんが
うっとうしく思う事もあって、喧嘩もした。
でも、自分が結婚して、子供を育ててみると
そんなお父さんの気持ちを、理解出来るようになった。
親が子を思う気持ちは、経験して初めてわかった。
 
先生の余命3カ月・・・より、1か月以上多く生きられ
1月の終わりに父は、家族に見守られ天国に逝った。
そして、4年。
今は、悲しみも、思い出に変わってきていて
生活の中で、父の話題がでて笑うことも多い。
最初の一年位は、母も父のものを処分出来ず
ずっとそのままだった。
でも、月日を重ねるごとに、気持ちも落ち着いていった気がする。
悲しみは・・・時が、解決してくれるんですね。
そんな命日に、選んだメインの花は・・・
菊の「ゼンブラ ライム」という大輪の花。
これです
すごく大きくて、白に黄緑の復色。
今、15センチ位に大きく咲いています。
 
作ったアレンジは、これです
後ろの葉が、長くて邪魔かも・・・??
と、思い、持っていく直前に小さくしました。
最終的に、命日のお花になったのが、下の写真です。
寒いから、まだ 実家の仏様で、元気に咲いています。
健康で、元気でいるのが、なにより 幸せですね。

 

 
 
 

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